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走れメロスから学ぶファンタジックズー

成田は激怒した。


必ず、かの10月14日に開催するファンタジックズーvol.3を成功させなければならぬと決意した。
成田には集客方法がわからぬ。
成田は、ロキの従業員である。
舌を出し、お客様と遊んで暮して来た。
けれどもイベントに対しては、人一倍に敏感であった。


きょう未明成田はロキを出発し、野を越え山越え、十里はなれた我が家に帰って来た。
成田には夫も、彼氏も無い。乳も無い。
アダルトサイズの、内気なトカゲと二人暮しだ。

このイベントは、大阪の或る素晴らしい責め縄の達人、獅子若さん&なおさんを、ゲストとして迎える事になっていた。
興奮からの絶頂も間近なのである。
成田は、それゆえ、ファイヤーヨーコさんのおまんこから火を出すショーが楽しみだの、葉月絵里佳さんの調教ショーは何度観ても見応えがあるだの、私も見たいだのと意見を言いうために、はるばるブログを書いてみたのだ。
まず、イチミヤサライさんのストリップに思いを馳せ、ストリッパーの本格的なショーは楽しみだのとつらつら書いた。


成田には竹馬の友があった。
虹邑みなみである。
今はロキで、オーナーママをしている。
その友のショーも、すごく楽しみにしているつもりなのだ。
だから、イベントに行くのが楽しみである。


書いているうちに成田は、この記事の様子を怪しく思った。
ひっそりしている。
もう既に大分書き進め、イベントの全容が見えてきたのは当りまえだが、けれども、なんだか、文字のせいばかりでは無く、記事全体が、やけにおかしい。

のんきな成田も、だんだん不安になって来た。
イベントのフライヤーに話しかけ、、何か見逃していないか、ファンタジックズーvol.2のときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであったはずだが、と質問した。
フライヤーは、首を振って答えなかった。
こんどはもっと、語勢を強くして質問した。
フライヤーは答えなかった。
成田は両手でフライヤーの紙がシワになるほど握りしめて質問を重ねた。
フライヤーは、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。

「チープスノーさんは、ラップをします。」

「なぜラップをするのだ。」

「ヒップホップ緊縛ショーをするというのですが、成田がそんな、ショーをすると言ったのです。」

「私がイベントに出るのか。」

「はい。」

「おどろいた。乱心か。」

「いいえ、乱心ではございませぬ。自分でやるって言ったんじゃん。」

聞いて、成田は激怒した。

「あきれた。もっと練習しないと、わし、生かして置けぬ。」

成田は、単純な女であった。
洗濯機を回したままで、ショーについて沢山考えた。
たちまち私は、ロキのスタッフショーの紹介がまだだという記憶に捕縛された。
妄想をして、成田の頭の中からはみんなが楽しむイメージが出て来たので、1人で喜びの騒ぎが大きくなってしまった。




成田は、王の前に引き出された。
「このブログで何をするつもりであったか。言え!」
暴君ディオニスは静かに、けれども威厳を以
もって問いつめた。
その王の顔は蒼白で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。

「イベントを我々の手で成功させるのだ。」

と成田は悪びれずに答えた。

「おまえがか?」
王は、憫笑した。
「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」

「てゆーか誰?」
と成田は、いきり立って反駁した。

「誰かわからないけどイベント会場はロキじゃなくてブーティというクラブです。」

「フライヤーの裏面に書いてある住所が、正当な会場なのだと、勘違いしている人もおるわけだ。フライヤーの表面の住所が、あてになる。イベントは、時間通りに行かないと、見たいものが見れない可能性もある。見逃しては、ならぬ。」

王は落着いて呟き、ほっと溜息をついた。

「わしだって、ショーの成功を望んでいるのだが。」

「なんの為のショーだ。みんなにSMを見せる為か。」

こんどは成田が嘲笑した。

「そういうことだと思う、みんなに楽しんでもらえるように全力で頑張る。」




「だまれ、下賎の者。」

王は、さっと顔を挙げて報いた。

「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、ステージ上で恥かいてから、泣いてびたって聞かぬぞ。」

「ああ、マジでそうだ。自惚れているくらいでないと無理。私は、ちゃんと死ぬる覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」

と言いかけて、成田は足もとに視線を落し瞬時ためらい、

「ただ、私に情をかけたいつもりなら、チケットまじで買って下さい。地震の影響で、普段よりチケットの売れ行きが下がっているのです。今のうちに、私は空いてる時間で練習をして、必ず、上手く出来るようになって待ってます。」

「ばかな。」

と王は、しわがれた声で低く笑った。

「とんでもない事を言うわい。今回のイベントを見なくても次があるんだべ。」

「知らないです。次があるとは常に約束できないのです。」

成田は必死で言い張った。

「私は約束を守ります。チケットを買って下さい。みんなが、今回の様々なショーを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、よろしい、この時と同じものはもう二度と訪れません。またとない真実だ。それを、期待して。。私がステージ上で恥をかいて、ロキに帰って来なかったら、あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい。」

それを聞いて王は、残虐な気持で、そっとほくそえんだ。
生意気なことを言うわい。どうせなんかやらかすにきまっている。
この嘘つきに騙された振りして、ながめてやるのも面白い。
そうしてショーを見に行って、最前列でその光景を見るのもよい。
人は、これだからと、わしは悲しい顔して、その身代りの友人を磔刑に処してやるのだ。世の中の、正直者とかいう奴輩にうんと見せつけてやりたいものさ。

「願いを、聞いた。前売りチケットを持ってくるがよい。1万円出すから5000円のお釣りをよこすがよい。当日券は、6000円になるらしいぞ。ちょっと早めに来るとする。見れなかった方々に、ドヤ顔で語ってやろうぞ。」

「なに、何をおっしゃる。」

「はは。成功したかったら、全力で来い。おまえの心は、わかっているぞ。」

成田はうれしく、ステップ踏んだ。
ものも言う必要もなくなった。



あなたの心の暴君ディオニスがチケットを求めているファンタジックズーvol.3は10月14日!!!
前売り券を!買うのを力強く!おすすめ!しマウス!!!!



☆追記
明日は臨時休業です~!!!
お間違いのなきなきよう~っ!!
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